
小学1年生から算数の授業があります。
算数は、これから先の学習でもついて回ります。
足し算、引き算、図形など、学年が上がるにつれ、発展した内容をやっていく項目でもありますので、基礎固めをしておきたいところです。
ここでは、学習の手助けになるドリルを難易度別に紹介するだけでなく、理解を助けるサポート教具について紹介します。
紙のドリルだけではうまくいかないこともある。
算数の問題は、
- 足し算・引き算などの計算問題、
- 図形など絵を見てイメージして考える問題、
- 文章を読んでそこから式を作って答える問題
があります。
足し算・引き算などの計算や文章問題はドリルでもカバーできますが、図形などは、頭の中でイメージできるようになるまでに時間がかかる場合もあります。
実際にみて、作ってやってみるという作業があると、だんだんと頭の中でイメージができるようになってきます。
ただ、紙の絵を見てイメージができるときもありますが、何らかのベースがない状態で問題を解いても、解けないこともあります。
そのようなときは、実際の図形を作ることができるサポート教具を使って頭の中でイメージできるようトレーニングします。
実際にものを見ることで、頭の中に図形が思い浮かべることができるようになるのです。
身近なものを使っても大丈夫ですが、そろえるのが大変というときはサポート教具を購入して、使ってみるのもありですね。
やさしいドリルから発展レベルのドリル
キャラクターもののドリルを使うのも一つの手
小学1年生のうちから、机に向かって勉強する習慣を身につけてほしいと思っても、興味を持たないとなかなか机に向かって勉強してくれません。
ただ、自分が好きなキャラクターの絵が描いてあるドリルや、面白そうだと思うものだと、机に向かって勉強してくれる可能性も高くなります。
例えば、
といったものです。
自ら学習するというスタイルを作るという面でもキャラたくたーもののドリルを使うのも一つの手です。
単元別基本ドリル
くもんシリーズは、基本的な問題が掲載されています。
しかも単元別に分かれているので、苦手と感じている単元を集中的に学習できるようになっています。
さらに、例えば繰り上がり、繰り下がりの計算が出てくる足し算や引き算の問題に絞った「にがてたいじドリル」というドリルもあるので、必要に応じて、追加で練習することができるのが利点です。
レベルアップを目指した問題集
以下の問題集は、基本的な問題が解けるようになった後、さらにレベルアップを目指すときに用いると効果的です。
Z会の問題集のよい点は、やや難しめの問題が掲載されているにもかかわらず、奇をてらったような問題ではなく、適切な難易度での問題がそろっている点です。
中学受験問題のような変な問題が出際されるわけではないので、純粋にレベルアップを目指すのに使うことができます。
また、親向けのサポート解説がある点も評価できます。
基本的な計算や問題が解けるようになってから、さらなるレベルアップを目指す問題集としておすすめです。
サポート教具
足し算・引き算のような計算問題は、問題をこなしていくうちにできるようになってきますが、図形や時計などの問題は、イメージができないとなかなか成績アップにつながりません。
そこで、活用するのがサポート教具。
実際に自分の目で見て、確かめることで、頭の中にイメージができあがっていき、やがてサポート教具を使わなくても頭の中だけで考えることができるようなって行くための教具です。
イメージできないといつまでもそこから上がっていくことができませんので、お子さんの様子を見ながら、必要に応じて活用してもいいでしょう。
時間はわかるけど、分が出てこない時に使えるサポート教具時計
時間は、時計の数字通りなのですが、分は時計の数字と表す数字が異なります。
また、6時55分など、短針が6から過ぎてしまって、7に近いような時間の場合、6時か7時かで勘違いしてしまうこともあります。
覚えてしまえばそれまでなのですが、覚えるまでに苦労してしまうことも。
そのようなとき、分などの情報が書いてある時計を見て理解することができれば、算数で出てくる時計の問題もできるようになってくるでしょう。
いくつもの会社から、分などの情報が書いてある時計もあり、掛け時計や置き時計などタイプ選べるようになっています。
しかし、おすすめなのは置き時計タイプ。
というのも、手に取ってすぐ近くで見ることができるからです。
掛け時計にしてしまうと、少し遠くになりますので、見づらくなるからです。
時計の問題が苦手のようでしたら、置き時計タイプの分などの情報が書いてある時計を手元においてみるといいでしょう。
平面図形や立体図形を実際に見るためのサポート教具
立体に積み上げた積み木の場合、絵を見ただけでは、奥の下の方の積み木までは見えません。
実際に積み上げて観察できるようになれば、隠れている積み木があることを頭の中でイメージすることができるようになってきます。
カラーキューブはいくつもの会社から販売していますが、今回は多くのショップで扱っている「カラーキューブ64 パズル道場公式対戦型教具」を紹介します。
サポート教具自体は、幼児向けの棚にあるかもしれませんが、小学校の立体でも十分活用できます。
日本製の商品を探しましたが、あまりいいものが見当たりませんでしたので、海外製品を紹介します。
透明になっていることから、斜めからライトを当てたとき、どのような影ができるのかということや、どのような形になっているかを知るには最適です。
ただ、品質としては少しよくなく、ややゆがみがある点、水などを入れると漏れる点、壊れやすい点といった問題があります。
それでも、形状を確認して覚えるには便利なサポート教具です。
図形の組み合わせをサポート
立体図形の展開図や平面図形の組み合わせの問題といった内容を実際に確かめることができたら、イメージしやすいことでしょう。
はコンセプトとしてはよいのですが、海外製のためか壊れやすく、また製品自体にゆがみがあったりしてうまくはまらないなどの問題があります。
特に円すい、円柱の展開のできるサポート教具は「透明立体図形 & 折りたたみ展開図 算数教材」しか見つからなかったため、やむなく紹介いたします。
もし、円すいと円柱部分はどうにかなりそうであれば、
シリーズをおすすめします。
遊びながら図形に慣れていける教材として有効です。
図形の問題は、ことばの説明だけで理解するのが難しいこともあります。
このようなときは、サポート教具をうまく活用して、苦手をなくしてあげるのもありですね。